自分責めを活用して自己肯定感を上げる方法
ふと気づいたら、自分を責めるのが癖になっていませんか?
なにかにつけて、自分にダメ出しをしていませんか?
人と比べて、自分なんて・・と落ち込んで、さらに自分を責めて責めてと悪循環におちいっていませんか?
今回は、自分責めをやめたいけれども癖になって、なかなかやめられないという方に向けて、最短で自分責めをやめる方法をご紹介します。
自分を責めるとは?
想像してみてください。
例えば、あなたの大切な人・あるいは身近な人が疲労か病気で会社を休んでしまいました。
そんな体調の悪い人がベッドで具合悪そうにして寝ているのに、あなたはその人に向かって
「クソだなお前。今日やすんだらダメだろ。あと2.3日我慢すれば倒れてもよかったのに、本当に使えねー奴。」
と、言いますか?
言えますか?
こんな強い言い方でなくても、その人を責めるような言葉をかけるでしょうか?
もし言えるとしたら、このブログをそっと閉じてもらったほうがいいかもしれません。
では仮に、別の誰かが病気で苦しんでいるあなたの大切な人・身近な人にそう言っている光景をみたらどう思いますか?
5秒考えてみてください。
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どうでしょう。いい気持ちはしませんよね?
ちなみに私なら怒っています。
動画を取って晒してやりたいと思います。(一回もやったことはないけれど)
どちらにしろいい感情は持たないと思います。
自分責めとはこれと同じことを、自分が自分にしているんです。
しかも無意識に。
一日何十回・・・下手したら何百回と。
それを毎日毎日やっていたら、どうなるでしょう?
一日10回自分責めをしていたら、1年で3650回自分を責めている。
一日50回自分責めをしていたら、1年で1万8250回も自分を責めいることになります。
これがもし100回なら・・・?
こんなに日常的に、責められていたらどうなるかわかりますよね?
自信をなくし、本当にダメ人間だと思い込み何もできなくなってしまいます。
ダメ人間だから、周りは敵だらけ、隙を見せればバカにされるからきがぬけない。
ささいなことでも、バカにされた!いじめられた!と思い、人間関係がうまくいかない。
人間関係がうまくいかないから、転職をくりかえす、友達もできない。
ゾッとします。
というか、これがわたしです。
気を使って隙をみせないようにして、がんばって本音をいわないようにかくして・・・。
常にみんなに監視されている気分。
失敗もできない。ミスをしても謝れない。だってバカにされるから。
言葉にも、相手を責めるようないいかたをしてしまう。
とても辛いです。
こんな人間じゃなかったはずなのにと、また自分を責める悪循環・・・。
自分を責めるのは逃げていることと一緒
繰り返しになりますが、自分責めはメリットがありません。
自分責め上級者の私が言うのもなんですが、自分を責めても何も変わらないからです。
一見、自分を責めているので「何かをしているようには見える」のですが
実際はなにも行動をしていないからです。
頭の中で、グルグルと、下手したら数日同じことでグルグル頭の中で自分を責め続ける。芋づる式で過去の出来事も思い出してさらにひどくなったりもします。
責めるだけ責めて、具体的な解決策をたてるわけでもない。
もちろん自分責めをしている間も、楽しくないですよね?
美味しいケーキを食べながら自分責め。そのケーキ、美味しいですか?
自分責めをしながら、ウインドウショッピング。楽しいですか?
自分責めをしながら、恋人とデート。楽しいですか?
一時期「イマ、ココ」という言葉が流行りましたよね。
自分責めをしていると、まさに今、現在に集中できないんです。
だから、楽しくないんです。
美味しいケーキを食べる。めちゃくちゃ美味しい!!
ウインドウショッピングする。あの服素敵!!
恋人とデート。今日もイケメン素敵!!(私の理想は佐藤健)
こう思えた方が絶対に楽しい。
だから、とっとと自分責めのループから飛び出して、今に、現実に集中してほしいです。
100%、現実を味わってほしい。
味わうためには今に集中するしかない。
だから自分責めをやめようというわけです。
自分責めをやめる方法
さて、その方法ですが・・・・。
とても簡単です。
まずは自分責めをします。(するんかい!?)
します、していいです。というかしちゃいます。
長年の癖はそんなに簡単に辞められません。
(何かの本で読んだのですが、自分責めなど不幸な出来事を繰り返し脳内でフィードバックすると、脳内麻薬のようなものが出るそうです。
それが次第に快感になってしまい、逆に脳内麻薬を出すための行為=自分責めや過去の不幸な体験を繰り返し思い出すことがやめられなくなるそうです。
なので、自分の意志の力だけでは自分責めをやめるのは難しいのです。)
ですので、自分責めをやめられない意志の弱い私・・・などと思わないでください。
ただ、自分責めをしたあとにしてほしいことがあります。
それは、「自分を褒める・感謝する」こと。
これも何かの本で読んだのですが、いつもの習慣に何かを付け足すと習慣化しやすいそうです。(タイニー・ハビット)
なので、それを利用します。
例えば、一番最初の例の場合。
「あー肝心な時に病気で休んで・・・本当ダメな奴だな。みんなもそう思っているに違いない。もうやだな・・・。」
と、自分責めをしている場合。
続けてやることは自分を褒めるという行為を付け足します。
「でも、倒れるくらい頑張って働いてたんだな。体調に気づかないくらい真面目に働くってすごいよな。こんなに頑張れるんだなー。自分てすごいよなーよく頑張ったよ。」
です。
余裕が出てきたら、さらに
「今度は倒れないように、そもそもそこまで頑張らなくてもいいように工夫をしよう。」
「もしかしたら、今の仕事は実力に見合っていない仕事だったのかもしれない・・・。転職サイトをのぞいてみようかな。」
と、具体的な解決策まで考えられるようになれたら、しめたものです。
まとめ
自分責めをしたら、そのあとに自分の頑張ったところやよかったところをなんでもいいから褒める。
長年染みついたクセはなかなか消えてくれません。
脳が勝手にオートマチックに動いて自分責めをしてくれるのでとても厄介。
だったら付け足せばいい。
一年1万8250回自分を責めるなら
同じくらい一年1万8250回自分を褒めてやればいい。
それがだんだんと、責める数より褒める数のほうが多くなったら、生きるのも少しだけ楽になると思います。
そんな褒めるところなんてないよ~というときは
自分に感謝するだけでもOKです。
今日も動いてくれている心臓ありがとう。
今日も美味しくご飯を食べさせてくれる舌、ありがとう。
そもそも今食べている米、自分で働いて給料をもらってそれで買ったんだよなぁ。
些細なこと、くだらないことかもしれませんがなんでもいいです。
人生は有限です。
読んでいただきありがとうございました。