何事もほどほどがいい
よく腹は八分目といいます。
では、人生6割がいいという言葉は知っていますか?
この間、熱中症になったせいか胃の調子がよくありません。
でも、いつも通り食べたい自分がいる。
だから、いつも通りに食べたら胃がむかむかして気持ちが悪くなりました。
食べている最中「あ、苦しいな」とわかっていながら、目の前にある残っている食事を残すのは・・・と思い頑張って食べた結果が、胃のむかむかです。
失敗しました。
いつも、お腹いっぱいになるまで食べて、満腹で気持ち悪くなって動きづらくなってそのあとはごろごろして過ごすという生活を何度もしてきました。
同様に、人生も6割くらいでいいそうです。
あの美和明宏さんや松下幸之助さんも言っているのだから間違いないです。
だって、あんなにテレビに出て人気者になったり大手会社の社長がそう言ってるんだもの。
「あの人たちは天才、才能があったから6割くらいの力で十分成果が出たんでしょ」
そう思わないこともありませんでしたが。
一番初めの食べ過ぎて気持ち悪くなった話。
これと、人生の生き方って似ている気がします。
満腹になったときのことを思い出してほしいのですが、何もする気になりませんよね?逆に腹八分目くらいだと、まだ胃に余裕があるから動きやすいし、気持ち悪くないからいつも通り動ける。
それに健康にも腹八分目がちょうどいいっていろんな本でも言っています。
昔の自分はいつも、10割・・全力で何事にも挑んでいました。
いわゆる完璧主義というやつです。自覚はありませんでしたが。
自分の中でこのくらいのレベルをこなさなければ駄目だという理想の高いハードルをいつも脳内に置いていて。
それを達成するためにがむしゃらに、まさに髪を振り乱しながら周りをみずに一人で頑張っていました。
その様子は周りからは真面目、頑張りすぎといつもいわれてひかれるくらいに。
で、頑張りすぎて体を壊したり、人が離れて行ったりして空回り。
でも頑張って成果を出して褒められているときが自分が一番輝ける瞬間でした。
だからいつも頑張っていないと、その褒められる瞬間はやってこないのでいつもいつも必死でしたね(笑)
仕事もそんな感じで、また自己肯定感も低かったのでいつもみんなに認められるようなすごい人!になりたくて休日も資格の勉強をしたりしていました。
そんな生活が楽しかったかと聞かれれば全く楽しくありませんでした。
すべてを犠牲にして、自分が素晴らしい人間になるための(本当は承認欲求を得たいだけ、嫌いな自分を変えたいだけ)努力だったからやりたかったわけでもないし。
そこで人生6割の話を見つけました。
私は社会人としてちゃんとした人間になりたくてでもなれなくていつも自分責めしていました。
会社で挨拶をして退社するときの自分の挨拶にさえもダメ出しをするような自分。
「ほかの人が退社の挨拶をしたらもっと大きな声で元気にいうんだろうな。でもそんな挨拶は今日も自分にはできなかった・・・。」
なんて、挨拶一つとっても完璧主義。
一つ一つの行動のたびに誰かと、脳内の素晴らしい挨拶をする自分と比べてへこんでいました。
でも6割くらいがちょうどいいと知って。
挨拶をして、返事が返ってきたらよし!ということにしました。
いつも挨拶しても、反応が返ってきても「それが年上に対する態度か?」という後輩にも「まあ反応が返ってきたからいいか」と思うようになり
なんなら、会社に出勤したら今日の仕事は終わりということにして
ついでに出勤と退社の挨拶をしっかりしたらあとはもうOK!
極めつけは、帰ってお風呂に入れたらもうその日は成功。
と、6割どころか3割くらいにまで減ったきがしますが、この考え方をするようになってから会社に行くときの気持ちの憂鬱が減りました。
一生懸命になることは素晴らしい。
でも、余裕がないと疲れます。
昔がむしゃらに動いていた自分は周りを見ることもできず人間関係ではいつも孤独を感じていました。
もし今苦しいのであれば、自分がどの程度のレベルを目指しているのか一度考えてみてはいかがでしょうか?
まず人と比べていると苦しいのでそれはやめましょう。
そして、「今日はこれとこれができればあとはいいかな」とあたりをつけて、他は好きなことをする、考えないそれくらいのゆるい気持ちでいていいと思います。
今日も1日お疲れ様です。