初めてダッシュで逃げた話
私の父親は、子供の私から見てもいい親ではなかったです。
働いたお金はもちろん、家庭にちゃんと入れていました。
というか、それ自体出来ていなかったらまず無理です。
ただ、母からみたら少ない金額で、よく5人家族でやりくりできてきたなと
思います。あとで金額を知ってびっくりしました。
まあ、それはいいとして。
うちの父親は、否定しかしない人間でした。
それはおかしい
お前が間違っている
だからみんなに嫌われるんだ
お前みたいなやつが社会にでたら苦労する
我慢して、歯を食いしばって生きていかないといけない
お前のせいで〇〇
男尊女卑が普通
俺に接するときは、優しくすべき
(キャバクラのお姉さんみたいに接してほしいそうです)
俺の言うことを聞け
お前だけまともだから早く結婚しろ
私はそんな父が大嫌い。
今でも大嫌い。一緒に住んでいるけれども会話をしません。
たまに用があって話しかけてくるときもありますが、話しかけられるだけでもイライラが急に体の奥底からせりあがってくる感じがして、冷静に会話ができません。
だから、今までは何か話しかけられても無視か、イライラする感情のままに言い返すかのどっちかでした。
しかし、今日私は新たな技を身に着けたのです。
それは、ダッシュで逃げるという技。
嫌いな人とは距離をとれ。
よく、そんな言葉を心理学系の本で目にしますが
全力でダッシュして父親の前から走って逃げたのは今日が初めてでした(笑)
なんかまた言い始めたぞと思った瞬間、体が勝手に走り出していました(笑)
今まで生きてきて、嫌いな人、嫌な人はたくさんいました。
でも、ダッシュで物理的にその場から逃げたのは初めてです(笑)
他人にやったら傷つかれてめんどくさそうだけど(のちのフォローとか)、身内だからいっか!と、走って逃げた後そう思いました。
あんなに走ったの、久々で(笑)
本当に大嫌いなんだなと感じた話でした。
まぁ、走ってもイライラは感じているんですけどね。
自分を労うを始めてから、自分の変貌ぶりがおもしろいです。
嫌なものからは、離れるようになったし関わりたくないと思う気持ちが素直に出てきます。
嫌なものとは関わらないようにしよう、接しないように、気にしないように、悪口言われたらノートにその人の悪口を書こう。
地道にそんなことを続けています。
だんだん、自分が嫌いな奴が本当にそうなのか?と考え客観的に見れるように少しはなりましたし、思考と自分の本音の区別もなんとなくわかってくるようになりました。
でもまさか、体が反応するとは、そのくらい衝動的にダッシュしたんです。
あー面白かった。
今までは真正面から受け止めて辛い思いをしてきましたが、逃げていいこともあるんだなと最近思い始めています。
悪口や嫌なこと言われても、「あの人に言われたことを忘れても、私の今後の人生には関係ないから気にしない」と思うようになりました。その前に、しっかりその人の悪口はノートにつづりますけど。
その第一歩が今日でした。
読んでいただきありがとうございました。